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洋裁で役立つ正方形の布で作るバイヤステープの作り方!応用編あり!

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チャコ太郎
チャコ太郎
正方形の布で作るバイアステープって、普通に作れるよね?

と思ったのではないでしょうか?

ただテープの上下が縦地と横地になってしまいます。
どちらかの布目に合わせてはぎ合わせないといけないので1本ずつどちらかの先をカットしなければなりません。

そしてカットしては、はぎ合わせて…を繰り返すことになります。

しかし今回は1本ずつ先をカットすることもなく、ダダーッ一度縫い合わせるだけで作れる方法でやりたいと思います!

このやり方で作っていると難しいと感じるところがあります。

被服科卒 洋裁歴約10年のkikiが、難しいところを解消して上手に作る方法と応用編もご紹介したいと思います!

正方形の布で作るバイアステープの作り方

kiki
kiki
今回のこの作り方は、ダダーッと一度縫い合わせるだけで正方形の布でバイアステープが作れるところがいいんだよね!
チャコ太郎
チャコ太郎
簡単にバイアステープが作れるなんてすごいね!
kiki
kiki
だからやってみよう!

難しいところとは?

  1. 正方形の布を用意する。対角線を引く(布目に対して斜め45度)。
  2. 45度の線を裁断し、布が中表になるようにピンクの辺を合わせる。

 

  1. 0.5cm幅の縫い代でミシンで縫う。
    0.5cm幅の縫い代分ずれるので、上下にはみ出した縫い代をカットする。
    縫い代を割って、アイロンをする。
    テープ幅(今回は3.5cm)の線を平行に引いていく。

 

  1. 順調に3.5cmずつ平行に線が引けています。
    最後の残り1cmはテープ幅(3.5cm)に足りないのでカットして捨ててしまう部分です。
    ここで気になるところが出てきました!

    この部分の左下・右下をみると、左下は1.2cm(もっと先の方をみると1.5cmぐらいありそうです)右下は0.8cmと差が出ています。
    このテープ幅(3.5cm)に足りなかった1cmの部分も、平行に残っていないといけないのに左右に差が出来ています。

特に45度の角度に裁断したところは、とても伸びやすい状態で布が動きやすくなっています。

なので線を引くときにどうしても力が加わってしまうことから、布が動かないようにテープ幅に線を平行に引いていくのは難しいと感じました。

難しいところを解消して上手に作る方法

チャコ太郎
チャコ太郎
どうしたら上手に作れるかな?
kiki
kiki
線を引いてから作ってみたらどうだろう?
チャコ太郎
チャコ太郎
それいいね!やってみよう!

 

  1. 番号順に線を引いていきます。
    ①対角線を引く(45度の角度)
    ②0.5cmの縫い代分の線を引く
    ③~⑦①から平行にテープ幅の線を順に引いていく
    ⑧は、布の角からではなくて②の0.5cmの縫い代線の角(点線部分)から45度の角度の布目のテープになるようにテープ幅の線を引く。

    案内線として0.5cmの縫い代線の角から縦横5cmのところに印を付けて線を引くと、45度の角度の線の長さが3.5cmだったので、それを基準にテープ幅のサイズに増減すると良いと思う。方眼定規のバイアス線を利用して線を引き長さを測ると、45度の角度の線の長さがわかる

    ⑨~⑫も⑧から平行にテープ幅の線を順に引く

 

  1. 画像2、画像3を参照して同じように裁断し、縫い合わせて縫い代を割ってアイロンをする。

 

チャコ太郎
チャコ太郎
最後のテープ幅に足りなかった1cmをみると、右から左まで差もなく同じ1cmの幅でできてるね
kiki
kiki
最初に線を引いてから作ると、布の伸びも感じず一定の幅のバイアステープを上手に作れることがわかったね!

 

  1. 0.5cm幅の縫い代線(赤い線)を引く。
    最後のテープ幅に足りなかった1cmは切り捨てる。
    中表になるように同じ番号の線を合わせる。(1本ずれる)

 

  1. 1本ずらして番号通り合わせたら、0.5cm幅の縫い代線をミシンで縫って、縫い代を割ってアイロンをする。
    テープ幅の線どおりハサミで切っていく。

 

応用編!長方形の布で作る時にも最適!

チャコ太郎
チャコ太郎
30×50のカットクロスでバイアステープを作ろうと思ってるんだ~
kiki
kiki
長方形の布だね。それだったら正方形の布で作るバイアステープの作り方を応用すれば簡単に作れるよ!
チャコ太郎
チャコ太郎
本当に?じゃあ、やってみよう!

 

  1. 番号順に線を引いていく
    ①縦横に同じ寸法で、45度の角度の線を引く(①の線を辺としたAとBの三角形を合わせると正方形になるのがわかる)
    ②0.5cm幅の縫い代線を引く
    ③0.5cmの線を引く(AとBを縫い合わせる時に0.5cmの縫い代分ずれるのでカットして捨てる部分です)
    ④③の線から0.5cmの線を引く(縫い代になります)
    ⑤~⑨①の線から平行にテープ幅の線を順に引く
    ⑩は、布の角からではなくて②の0.5cmの縫い代線の角(点線部分)から45度の角度の布目のテープになるようにテープ幅の線を引く。
    ⑪~⑭も⑩の線から平行にテープ幅の線を順に引く
    ⑮~⑲B側の①からテープ幅の線を平行に引く

 

  1. A側の①の線を裁断する。
    ①と⑲の間の布はテープ幅に足りなかったものなので、⑲の線をカットして捨てる。
    画像2、画像3を参照して同じように縫い合わせて、縫い代を割ってアイロンをする

 

  1. 画像7と画像8を参照して、中表になるように1本ずらして線を合わせる。
    0.5cm幅の縫い代をミシンで縫って、縫い代を割ってアイロンをする。
    テープ幅の線どおりハサミで切っていく。
    は③の縫い代分ずれるのでカットして捨てる部分と、(Aの①と⑲+Bの⑨の角)はテープ幅に足りなかったのでカットして捨てる部分です。

 

まとめ

今回の作り方でバイアステープを作るたびに、テープ幅の線を引くところが難しくて、ちゃんと作れていないなと思っていました。

最初に書いた線を消して書き直すにしても、布を引っ張ることになって伸びてしまう可能性が高いのでなかなか出来ません。

ならば上手に作るにはどうすれば良いのかというと…

最初に線を引いてから作る!

でした。

最初に線を引いてから作る方が難しく感じるかもしれませんが、線を引く手順になれるととても上手に作れるのでおすすめします!

私と同じように線を引くところでうまく作れなくて、これは正バイアスで作れていないかもと感じていたあなたの役に立てれば幸いです。